マハトマのあげあげマネーリテラシー

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2023年6月現在マハトマ的おススメ投資信託10+1選

 こんばんは!!

 今日は2023年6月現在のマハトマがお勧めする投資信託を紹介します。同じ内容の記事を2020年2月に上げましたが、それから少しばかり更新されていますので、よかったら読んでいってください。基本的にはそれ1本でポートフォリオが完成する投資信託を10本、トッピングに適した投資信託を1本を紹介します。株式の投資信託をメインで紹介します。

 3年前の記事はこちらです。

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 それではどうぞ!!

おススメ投資信託が少し変わりました

世界株式インデックスファンド・・・迷ったらこれの鉄板商品

 世界株式の時価総額比率に沿ったインデックスに連動している投資信託です。世界株式を1本の投資信託だけで投資できてしまう。迷ったらこれ!!という鉄板の選択です。

 インデックスについてはこの記事を参照してください。

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eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動しているファンドで、世界中の大中型株に分散投資しています。オルカンの愛称でインデックス投資家のアイドル的ww投資信託です。Fund of the yearで4連覇を果たしたことはあまりにも有名です。純資産額は1兆円超えと大きく、信託報酬0.1133%と安いものグッド!!私が人様に1本だけ勧める投資信託を選ぶとならばこれにします。まさに文句のつけどころのない王道ファンドです。

 オルカンはこちらの記事で解説しています。

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eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く)

 上で紹介したオルカンから日本株(5~6%)取り除いたものです。インデックスも信託報酬も同じです。

 既に日本株に投資していたり、上場企業で勤めている人だと従業員持株会に入っている場合もあるでしょう。アセットアロケーションの日本株の比率を上げたくないときはこちらにするとよいです。純資産額はオルカンには及びませんが2530憶円と十分に潤沢です。

SBI・V・全世界株式インデックスファンド(SBI VT)

 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動しているファンドです。米国ETF(VT)を買付て投資信託にしたものです。世界株式小型株も含み時価総額の約95%を対象と分散は最も利いていて、まさに分散投資の王様のようなファンドです。信託報酬も0.1138%と格安です。設定からまだ1年半経過していない新しいファンドですが、既に純資産額は230憶円超で実質コスト(隠れコスト込み)も0.16%ととても優秀。オルカンとは小型株を含むという違いがありますが、パフォーマンスは大きく変わらないので好みで選んでよいとおみます。ちなみに、S&P500以外のSBI・VシリーズはSBI証券でしか買付けられないので注意です。

米国株式インデックスファンド・・・今後もアメリカの強さを信じるなら

 2008年のリーマンショック以前からも長期で右肩上がりの米国株に投資します。昨年より金利上昇で勢いが落ち着いている感じはしますが、世界経済はアメリカの一人勝ち状態であることに変わりはありません。実際に、米国株が暴落すると世界中の株式が引きずられて下げてしまいます。

 過去10年間のリターンを見ると、米国株に集中投資するのが正解でした。でも今後は分かりません。今後もアメリカ一強が続くと信じるなら米国株に集中投資するのもありですが、迷いがあるなら世界株式に分散させることをお勧めします(私は米国株メインで投資していますが、人様におススメするのは断然世界株式です)。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 (米国大型株500銘柄に投資する)S&P500に連動するファンドです。投資の神様と言われるウォーレン・バフェットが投資を推奨する指数でもありお勧めです。純資産額2兆円超えと国内のインデックスファンドでは最大規模、信託報酬も0.09372%と激安で文句のつけようがありません。米国株に投資したくて迷ったときはこの商品に投資しておけばまず間違いありません

SBI・V・S&P500インデックスファンド(SBI S&P500)

  こちらもS&P500に連動するファンドです。信託報酬は0.0938%とSlim S&P500と同等で、設定から4年弱で純資産額9100億円超と、驚異の集金力を誇るファンドです。今年中には1兆円超えるでしょうね。ちなみに、SBI Vシリーズで唯一他のネット証券(マネックス証券など、楽天は不可)で買付可能です。だから他のSBI Vシリーズより圧倒的に集金力があるのでしょうね。

SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI VTI)

  CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するファンドです。S&P500とは異なり、中小型株を含み米国株の時価総額の99%を対象にしています。米国株式に広く分散させたいならこれです。信託報酬は0.0938%と全米株式インデックスファンドで最安です。設定から2年弱で純資産額1580億円超と、集金力のとても高いファンドです。

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天 VTI)

 SBI VTIと同様、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するファンドです。信託報酬も0.162%とSBI VTIには及びませんが安いです。純資産額は9400憶円超とこちらもSBI S&P500同様に今年中に1兆円を超えるでしょう。設定から5年半以上経っており、優良な米国ETFを投資信託にした商品の元祖であり、Fund of the year 2017で1位に輝いています。今ではコスト競争から置いていかれていると言わざるを得ないですが、十分に優良な投資信託です。

先進国株式インデックスファンド・・・日本以外の先進国にも投資したいなら

 平たく言ってしまえば、MSCIコクサイは世界株式のインデックスから日本株と新興国株を差し引いただけです。米国や全世界株には投資するけど、ヨーロッパにも重点的に投資したいという人にお勧めです。ネスレなどヨーロッパの優良な銘柄に投資できる数少ない選択肢の1つです。

 パフォーマンスは米国株オンリーと世界株式の間と言ったところです。それだけ米国株の比率が変わるからですが。こちらにするかは好みで選んでください。

eMAXIS Slim 先進国株式

 MSCIコクサイに連動するファンドです。信託報酬は0.09889%と格安で、純資産額は設定から6年強で4700億円と順調に資金を集めています。Fund of the year 2018で1位に輝いています。私も2017~2018年ごろ買付けていました。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 

 こちらもMSCIコクサイに連動するファンドです。信託報酬は0.1023%とeMAXIS Slimより若干高いですが、大差はありません。こちらのファンドは設定から9年半で純資産額が5000億円超になります。このファンドは2013年からあるのですが、この時はまだ信託報酬が1%程の投資信託ばかりで今からすると信じられないほど投資環境が悪かったです。まさに、優良低コストインデックスファンドの元祖と言える商品ですね。

 Fund of the yearは2014~2016年で3連覇を達成しています。そりゃVT(米国ETF)以外に強力なライバルがいない状態なので当たり前ですよね。2017年以降も常にトップ5に入っているインデックス投資家にあまりにも有名な投資信託です。

バランスファンド・・・とにかく1本だけで分散したいなら

 株式だけだと不安、債券やリートを組み込みたい、でも何本も投資信託を組むのは面倒という声にお答えして(笑)、バランスファンドもお勧めに入れておきます。紹介しているのは1本ですが、個人的には楽天インデックスバランスファンド(株式重視型)やまるっと米国などコンセプトが好きな投資信託があります。でも、純資産額が小さいので積極的にはおススメしません。

eMAXI Slim バランス(8資産均等型)

 株式(日本+先進国+新興国)、債券(日本+先進国+新興国)、リート(日本、先進国)の8資産に12.5%ずつ投資するファンドです。信託報酬は0.143%と安く、純資産額も2000億円弱と順調なのでバランスファンドを選ぶならこれ一択です。

 ただし、日本への投資比率が合計で37.5%もあり世界の時価総額比率(約6%)から大きく乖離しているので、それを分かった上で投資してください。

番外編・・・トッピングに適した銘柄たち

 上で紹介した投資信託は1本でポートフォリオが完成する優良な商品たちですが、ここからはトッピングに適した商品を紹介します。くれぐれも下の1本のみで投資するのは絶対にやめましょう。激しくおススメしません。あくまで、ポートフォリオの2割以内(コア・サテライト戦略のサテライト)に留めることをおススメします。

 個人的には、自分で米国株とそれ以外の株の比率を調整できる楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドに注目していますが、如何せん設定から半年近く経つのに純資産額が10億円に達していないです。繰上償還(運用が終了して強制的に払い戻される)の可能性もあるのでここでは紹介しません。

<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド ※実質コスト要確認

 米国新興企業市場であるNASDAQの上位100銘柄(金融除く)で構成される指数NASDAQ100に連動しており、今年の3月末に設定されたばかりの新しいファンドです。まだ設定から2ヶ月強で純資産額は40憶円近く、信託報酬0.2035%と他のNASDAQ100連動の投資信託半額未満(米国ETFと同レベル)!!NASDAQ100に投資信託で投資するのであればコレ一択ですね。ただし、まだ実質コストが分からないので、来年4月以降に実質コストを確認後に買付けることをおススメします。

 ニッセイNASDAQ100についてはこちらの記事で解説しています。

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eMAXIS Slim、SBI、楽天、ニッセイシリーズ以外はどう?

 ここで、私が紹介している投資信託が、eMAXIS Slim、SBI、楽天、ニッセイシリーズのみである理由としまして。これらは投資信託につきもの隠れコストが低い傾向にあります。

 隠れコストとは、ファンド内での売買や決算書作成などで発生する運用報告書を見なければわからないコストであり、もろに会社ごとの運用の得手不得手が出る傾向にあります。ここで上げた4社は運用が上手い傾向にあります。逆にたわらやiFreeシリーズなどいろいろありますが上の4社に比べて隠れコストが高い傾向になります。なので、私は積極的にはおススメしていません。

3年前のおススメ銘柄との違い

 最後に、3年前の記事でおススメした銘柄の違いをあげておきます。

追加(3銘柄)

 いずれも2020年2月時点では存在しなかったファンドになります。とても良い商品だと思ったので追加しました。

  • SBI・V・全世界株式インデックスファンド(SBI VT)
  • SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI VTI)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド

削除(1銘柄)

 こちらの記事でも書いたように、投資している米国ETFがVTだけでなくなっています。今後どんどんVTとは別物になると予想しているので、おススメファンドからは削除しました。

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  • 楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)

 

 ↓今回紹介した商品は全てSBI証券で買付できます。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。