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圧倒的低コスト?ニッセイNASDAQ100インデックスファンド爆誕!

 途中の状態で投稿してしまったため、再投稿になります。

 こんばんは!!

 今日はめちゃくちゃ久しぶりに投資信託の紹介をします。最近は(2019年以降)コレっという投資信託は新規設定されていなかったのですが、久しぶりにコレは??と思った投資信託が3月31日に誕生しました。やはり来年からの新NISAに照準を合わせた目玉商品が出てきたなと思いました。

 それではどうぞ。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンド爆誕!

外部リンク・・・<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド|投資信託のニッセイアセットマネジメント

今年3月末にニッセイNASDAQ100インデックスファンド誕生

 個人投資家から人気の<購入・換金手数料なし>ニッセイインデックスファンドシリーズより、ついにNASDAQ100連動投資信託が誕生しました。なんと、信託報酬は米国ETFのQQQと同等レベルの0.2035%という圧倒的な低コストなんですね。

 本ブログではNASDAQ100連動商品を紹介したことがなかったので、ここではこの投資信託のスペックがどれだけすごいことなのかを紹介しようと思います。これは、NASDAQ100投資したい人の選択肢が増える良いニュースです。

NASDAQ100指数とは?

 NASDAQ100指数とは、NASDAQという米国新興株市場(おおよそ3000銘柄)の内、時価総額のトップ100銘柄の指数です。NASDAQ100に連動する商品として、世界で最も人気なのが米国ETFのQQQです。純資産額が約23兆円で世界で5番目に大きなファンドで、経費率(信託報酬)は0.2%と同インデックスでは最安値です。

 下にS&P500(青線)とQQQ(赤線)のチャートを比較しています。2008年からの15年間でQQQはS&P500の3倍近いリターンが得られていることがわかります。S&P500は米国の大型優良の500銘柄でできた指数であり、15年で2倍以上の価格になっているとても優秀でかつ最も有名な指数です。NASDAQ100指数は優秀なS&P500の成績を霞ませてしまうほど強烈な成績を上げているわけですね。

S&P500とQQQ(NASDAQ100連動ETF)のチャート(引用:Yahoo finance Usa)

 ただし、リターンとリスクの高さは表裏一体ですので、当然ながらNASDAQ100指数はS&P500よりずっと株価変動幅(ボラティリティ)は大きいです。投げ売りせずに長期で保有し続けるには、知識と強い意志が必要な初心者お断りの指数だと思います。

同指数連動ファンドでは信託報酬圧倒的安値の0.2035%

 上で少し述べましたが、ニッセイNASDAQ100インデックスファンド(以下ニッセイNASDAQ)の信託報酬は同指数連動のインデックスファンドでは最安値です。下はSBI証券で買付けられるNASDAQ100に連動するインデックスファンドの信託報酬一覧です。ニッセイNASDAQは他の投資信託より信託報酬が半額以下なんですね。QQQと同等クラスの信託報酬なので圧倒的低コストと言えます。

懸念点:実質(隠れ)コストについて

 では、信託報酬をみてニッセイNASDAQにすぐに投資資金をつぎ込むかと言ったら早合点かもしれません。投資信託で考えなければならないことに、実質(隠れ)コストがあります。ちなみに、ETFには隠れコストはありません。実質コストは運用報告書を見て初めて分かります。運用報告書は投資信託の設定後1年経たないと見れないのが悩みどころ・・・。

 試しに、ニッセイNASDAQの次に信託報酬が安いPayPay投信の実質コストを見ていきます。下がPayPay投信の運用報告書から引用した実質コストです。PayPay投信の信託報酬は0.417%ですが、実質コストはなんと2.035%とボッタくりですね!これだと運用成果は上がらないでしょうね。

PayPay投信の実質コスト

 次に、eMAXIS Slimシリーズで有名な三菱UFJ国際投信から出ている、eMAXIS NASDAQ100インデックスファンドの運用報告書です。こちらは実質コスト0.463%と信託報酬0.44%からの上振れも小さく優秀です。

eMAXISの実質コスト

 ニッセイNASDAQ100の実質コストは1年後に運用報告書を見なければ判明しないわけですね。NASDAQ100連動の投資信託はS&P500連動などと異なり、まだまだ競争原理が働いていなくて信託報酬が高めです。実際に買付けるのは実質コストが判明してからが良いと私は思います。

結論:現状ではQQQ(米国ETF)を買います

 ニッセイNASDAQ100は同指数連動の投資信託で、信託報酬は米国ETF同等の最安値(0.2035%)という圧倒的低コストの商品が爆誕しました。

 ところが、実際に私が今買付けるかと言ったら、1年後に実質コストが判明するまでは無いのが回答です。今NASDAQ100連動の商品を買付けるなら米国ETFのQQQですかね。経費率0.2%と最安で純資産額も潤沢だし。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。