おはようございます!!
今日はロボアドバイザーのウェルスナビについて語ります。投資初心者の方にはおススメしても良いと思っている商品(逆に投資に慣れている人にはおススメしません)なのでここで解説します。
この記事を読めば、ウェルスナビがどんなものなのか、どのような人がウェルスナビでの資産運用に向いているかが分かります。
それではどうぞ!!
ウェルスナビ(ロボアドバイザー)とは?
2016年1月より始まった、AI(人工知能)を使って全自動で資産運用してくれるシステムです。ロボアドバイザーは数種類ありますが、その中でシェアNo.1で、2020年2月に預かり資産が2300億円を突破しています。
私はウェルスナビでの資産運用はしていませんので(私には不要なため)、ご了解の上で読み進めてください。
ウェルスナビのメリット
ウェルスナビは初めて投資する人におススメのサービスです。
初めて投資する人は知識が無い故に、金融機関の窓口にノコノコ出向いて、手数料ばっかり高いぼったくりのゴミ商品(毎月分配型投資信託など)を掴まされることが多いです。ウェルスナビは手数料は高い(後述します)ですが、中身はとても優良な商品です。金融機関の窓口で買わされるゴミ商品より、よっぽどまともな資産運用ができるのは間違いありません。
簡単な質問に答えてお金を振り込むだけで投資をスタートできる
簡単な5~6個の質問に答えるだけで、その人のリスク許容度を判別し、適切なポートフォリオを組んでくれます。その後はお金を振り込むだけで勝手にウェルスナビが運用してくれます。
ポートフォリオ(アセットアロケーション)を組むと簡単に書いていますが、投資初心者の方にはとても難しく、イメージが湧かないと思います。この部分を飛ばして投資が始められるのは大きいと思います。
アセットアロケーションについてはこの記事を参照してください。結構複雑です。
ポートフォリオを組んだりリバランスが全自動
上で書いたことと重なりますが、ポートフォリオを組んだり、リバランス(各資産クラスのバランスが崩れたときに売買して元の比率に戻すこと)したりするのは、初めて投資する人にはハードルが高いです。それを全自動でしてくれるので楽です。
投資対象は全て超優良な米国ETF
お任せ系の投資商品は、手数料が高い割には中身が粗悪なのがお約束ですが、ウェルスナビは違います。中身は各資産クラスの中で厳選された超優良米国ETFで構成されています。
下の表はウェルスナビの投資一覧で、たったの7種類のETFで構成されています。
どの商品も文句の付けようのないETFで、実際に私もVTIとAGGは自分で買い付けています。
ウェルスナビのデメリット
ここからはウェルスナビのデメリットです。手数料の高さと、NISAなどの税優遇制度を使用できないことにつきます。
手数料1%(米国ETFの経費率とは別)とかなり高い
ウェルスナビでは買付手数料や為替手数料などを取らないかわり、年1%の手数料がかかります。さらに、この手数料とは別に各米国ETFの経費率(信託報酬)も間接的にかかってきます。自分で米ドルを準備してETFを買い付けた場合に比べてかなり割高な手数料を取られていると言えます。これを許容できるかどうかですね。
下の表はウェルスナビの手数料表です。資産を3000万円以上預ける人はほとんどいないでしょうから、実質年間の手数料は1%です。
NISAやiDeCoの対象外
ウェルスナビ(他のロボアドバイザーでも)では、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度は使用できません。投資ではNISAやiDeCoの活用はまず第一に考えるべきだと思うので、これは大きなデメリットです。
広告にお金をかけ過ぎ
上の手数料にも関係しますが、ウェルスナビは広告にお金をかけ過ぎて、適切な手数料よりも高い手数料を徴収しているような気がします。
入会した人にキャッシュバックキャンペーンをしたりアフィリエイト広告の単価(2000円~)が高かったりします。ブロガーやYouTuberがウェルスナビのことをべた褒めしているのを見ますが、その分高い広告料がかかっているからなんですよね。そのようなブログ記事やYouTube動画は鵜呑みにしないのが良いでしょう。もっと広告料を下げれば手数料も下げれるのでは?と思っています。
ウェルスナビの利用をおススメする人としない人
ここからはまとめで、ウェルスナビをおススメする人としない人の特徴を述べます。
おススメ:細かいことを考えずにとにかく投資を始めたい人
「アセットアロケーションとかリバランスとか考えたくないし、イメージできない。」「でも金融機関の窓口でカモられたくない。」「手数料を払っても良いからまともな商品で資産運用したい!!」という人にはウェルスナビはとてもおススメです。
これだけのことを年間1%の手数料でしてくれるのであれば、決して高くはないでしょう。
1%の手数料を高いと感じたときは、あなたの投資知識が上昇していると思います。その時に他の商品に乗り換えてても決して遅くないと思います。
おススメしない:ウェルスナビがしてくれることを自力でできる人
おススメする人と逆で、自分でポートフォリオを組めて、リバランスもでき、米国ETFを自力で買い付けられる人にはウェルスナビは必要ありません。むしろ、1%の手数料の高さが気になってどうしようもないでしょう。
いずれにせよ、ある程度投資に慣れていて、ウェルスナビの再現が自分でできる人には必要のないサービスになります。
↓ウェルスナビはこちらから申し込みできます
↓もう一つのロボアドバイザーTEHOもこちらから申し込みできます
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
追記:ウェルスナビのリンクが無効になっていたので、リンクを更新しました。