マハトマのあげあげマネーリテラシー

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SBIアセットマネジメントより11本の投資信託誕生!

 こんばんは!!

 6/8よりSBIアセットマネジメントより11本の投資信託が設定されました。2023年ももうすぐ半分終わりますが、本当に投資に関する情報に事欠かないですね。ネタに困らないので嬉しい悲鳴を上げていますww。

 今回設定されたファンドはいずれもコアサテライト戦略のサテライトになると思いますが、マハトマ的な感想を述べます。ちなみに、先日公開した私のおススメ投資信託にはいずれもラインナップさせていません。いずれもサテライトというかトッピング向けの商品ですからねぇ。

 それではどうぞ!!

 外部リンク・・・https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/pdf/2023/0509_a.pdf#page=2

SBIアセットマネジメントより11本の投資信託が誕生

新規設定の11本のラインナップ

 下図はSBIアセットマネジメントのWebより引用した新規設定11本の一覧です。SBI・Vシリーズはバンガード社の株式ETFに投資している5本です。SBI・iシリーズはブラックロック社の債券ETFと金ETCに投資している6本です。

 ラインナップを見た正直な意見としては、ポートフォリオのコアとしては全世界株式か米国株式(全米株式 or S&P500)にするのを強くおススメしますし(先進国株式でも可)、今回設定された11本に投資したいなら、サテライトとしてポートフォリオの2~3割までに留めておいた方が良いかと思います。今回新規設定された商品は、投資初心者は手出し無用(コア向けの商品だけで十分)であり、投資に慣れてポートフォリオをいじりたくなった人が必要に応じて買付ければよいと思います。

 複数の投資系ユーチューバーやブロガーがSBI・V・米国増配株式・インデックス・ファンド(以下SBI VIG)を最強投資信託のような紹介をしているのを見ました。米国ETFのVIG自体は間違いなく優良なETFですが、VIGに投資する人は分配金の増配を目的に投資している人が多いはずです。投資信託のSBI VIGは分配金が出ないと考えられるため、あくまでサブに近い立ち位置化と思います。

 ポートフォリオのコアにおススメの投資信託についてはこちらの記事を参照ください。

www.mrsmahatoma.com

マハトマ注目のファンドは?

 ここでマハトマが個人的に注目しているファンドについて述べます。

SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド

 ブラックロック社の看板商品のひとつ、AGGを投資信託にした商品です。ありそうでなかった優良債券投資信託なので、投資信託で債券に投資したい人には検討の余地ありです。資産額が大きくなってきたとき、株式以外の商品に投資したい場合はまず債券に分散するのを考えると思うので、買付けてもよいかと思います。

SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)

 金は債券よりも株式との相関性が低いです。下図はアライアンス・バーンスタインのレポートより引用した、長期(1970年~2021年)米国株とその他資産との相関係数です。色々ごちゃごちゃした資料ですが、赤枠でくくった部分をピックアップします。

 相関係数は0~1の数値であり、プラスは正の相関、マイナスは逆相関になります。相関係数の目安は下の通り。

  • 0.0~0.2 相関なし
  • 0.2~0.4 弱い相関あり
  • 0.4~0.7 相関あり
  • 0.7~1.0 強い相関あり

 下図より、米国株との相関は、世界株は強い相関、米国投資適格債は弱い相関、金は相関なしであると読み取れます。ただし、注意点として為替の影響を無視した相関係数であることです。為替の影響を受けると、相関係数の値が大きく(米国株との相関が強く)なります。

米国株との相関係数(引用:アライアンスバーンスタイン)

 米国株との相関の弱さより、資産の分散で金投資は十分に検討の余地はありますが、為替の影響を受けると米国株との相関が強くなってしまうため、為替ヘッジあり(為替の影響を抑える)の方が良いと思います。

 通常、為替をヘッジするにはコストがかかるので信託報酬がヘッジなしより高くなることが多いですが、SBI iシリーズは信託報酬の上乗せがないので、金投資する場合は為替ヘッジありを選択するとよいと思います。

 外部リンク・・・分散効果が消滅した時の世界 | アライアンス・バーンスタイン株式会社

SBI・iシェアーズ・米国短期国債ファンド

 SGOV(経費率0.05%)はブラックロック社の有名ETFであるSHV(経費率0.15%)の経費率を抑えた米国ETFになります。どちらも残存期間が1年未満の超短期国債に投資しています。SGOVは残念ながら日本の証券会社では買付けられません(私は個人的に投資できるようにして欲しいです)。

 下はportfolio visualizerで出したSGOV、SHV、JPST(米国超短期債券ETF)、AGG(米国総合債券ETF)のトータルリターンを比較しています。緑線のAGGは2022年以降の金利上昇でリターンを下げていますが、他の短期債券ETFは3本ともビクともしていません。底堅い動きをしていて、米ドル建てであれば無リスク資産に近いと言えます。

AGG、SGOV、SHV、JPSTのトータルリターン(portfolio visualizer)

 ポートフォリオのに債券を追加したい場合は検討の余地ありだと思います。

 SHVとJPSTはこちらの記事で解説しています。

www.mrsmahatoma.com

まとめ・・・いずれもコアへのトッピングに必要なら投資する

 SBIアセットマネジメントより新規投資信託11本が設定されました。いずれもバンガード社とブラックロック社の優良ETFを投資信託にした商品になります。

 今回新規設定された商品は、投資初心者は手出し無用であり、投資に慣れてポートフォリオをいじりたくなった人が必要に応じて買付けるためのものだと思います。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。