おはようございます!!今週に入って、急にアクセスしてくれる人が増えて嬉しく思っているマハトマです。
今日はアセットアロケーション(資産配分)の組み方の例を書いていきます。人によって最適なアセットアロケーションは違います。参考にしていただければ。
アセットアロケーションとポートフォリオとは?
アセットアロケーション(資産配分)は資産クラス(アセット)毎に何%ずつ投資するか割り振ったものです。例えば、米国株式に60%、日本株式に10%、その他先進国に10%、新興国に20%の様に割り振ったものです。
ポートフォリオはアセットアロケーションを銘柄別に細分化したものです。上の例であれば米国株の内、VTI(米国ETF)に50%、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に10%のように具体的にどの商品を買うか決めたものです。
当然ですが、アセットアロケーションが決まらなければポートフォリオも決まらず、どの商品を買い付けるかも決まりません。
参考までに、下図はマハトマの投資資産(生活防衛資金など差し引き済み)のアセットアロケーションとポートフォリオです。日本株9%、先進国(米国+他先進国)株61%、先進国(米国)債券18%、現金12%です。ポートフォリオは全てで6商品と一時期に比べてかなりスッキリさせました。ちなみに、DC年金(企業型確定拠出年金)はMSCIコクサイ(日本を除く先進国)に連動するインデックスファンドです。
アセットアロケーションを制する者は投資を制す
投資の成績の7~8割はどの資産クラスに投資するかで決まるり、投資のタイミングよりずっと大事だと言われています。それはそうだと思います。
日本株のように上がり下がりを繰り返す資産で売買タイミングをうかがうより、米国株のような右肩上がりの資産にタイミングを見ずに投資して、長期間保有していた方が利益を出せるのは明らかです。
つまり、アセットアロケーションがメチャクチャ大事なのです。もちろん、資産クラスが良くても投資の皮を被ったゴミ商品を掴まされたら台無しなので、ポートフォリオもとても重要です。
投資の皮を被ったゴミ商品とは、この記事を参照してください。
アセットアロケーション組み方の例
アセットアロケーションを組むときの代表的な例を出します。
世界株式の時価総額をお手本にすることが1つです。そして、年齢によりリスク許容度(自分の資産が何%まで減っても耐えられるか)は変わるので、ミドルリスク(値動きが比較的大きい)資産の株式と低リスク資産の債券(または現金)の組み合わせを、年齢によって変える方法がもう1つです。この2つを組み合わせるだけでバランスの良いアセットアロケーションになります。
投資の軸は株式に置くのポイントです。古くからある投資商品であり、市場も大きく、リスクとリターンのバランスが優れています。債券も良いですが、長期リターンは株式に劣後するのを歴史は物語っているので、債券だけでも物足りないと思います。他の投資商品は初心者向けでないので割愛です。
世界株式の時価総額比率通りに組む
全世界株式の時価総額(株価×株数)による国別シェアをマイインデックスより引用します。このままを投資できればイイじゃんwwとなっては話が終わってしまうので、少しばかり解説します。
ご覧の通り米国強し!!ですね。ポイントとしては、これは今現在の時価総額比率というところです。10年後、20年後の時価総額比率は変動している可能性(例えばアメリカが没落するなど)があります。それでも世界株式全体が暴落するとは考えにくいので、世界株式のインデックスに連動するファンドに投資するのは鉄板の選択になります。
インデックスについてはこちらの記事を参照してください。
今後もアメリカの一人勝ち状態を信じるなら米国株への集中もあり
世界株式の時価総額比率を見て、今後もアメリカの一人勝ち状態を信じるなら米国株にだけ投資するのもありです。私はそうしています。
ただ、あくまでそうするのもありというレベルで、時価総額比率に沿った投資をすることの方をお勧めします。
株式:債券または現金 =(100-年齢):年齢で組む
一般的に年齢が高くなるほど取れるリスクは小さくなりおます。よく言われているリスク分散のし方として、自分の年齢%の債券をアセットアロケーションに組み込むことです。私の場合だと36%の債券を組み込むことになります。
私個人的には債券にこだわらずに現金(余剰資金を)を組み込むことをお勧めします。ここに組み込む現金は余剰資金です。決して生活防衛資金や直近で使うお金を回さないようにしてください。
債券を外国債券にする・・・組み込みたい場合はETFで
本当は外国債券はETFで組み込むのがお勧めです。ただややこしくなるので、こここでは投資信託を買い付ける場合で話を進めます。
債券部分を外国債券の投資信託にする場合、FTSE世界債券インデックスに連動する投資信託になります。
下はSBI証券から引用したニッセイ外国債券インデックスファンドのチャートです。2018年以降はジリジリ値を上げていますが、思ったより価格の上下が大きく、低リスク資産として持つにはイマイチな印象を受けます。
こちらのインデックスの組み入れ比率は、米国とヨーロッパで92%ほどになります。
債券を国内債券にする・・・おすすめしない
次は日本債券にする場合。NOMURA-BPI総合に連動する投資信託になると思います。
下はSBI証券から引用したニッセイ国内債券インデックスファンドのチャートです。2017~2019年は基準価額が横ばいで、もはや投資信託で買うメリットありますか?という感じです。しかも意外と価格の上下幅が大きい・・・これ、現金で保有する方が流動性が高い分良いです。私はおススメしません。
ちなみに、国債であれば個人向け国債という商品もありますが、資金を長い間拘束される上に金利が0.05%なので、こちらもおススメしません。
債券部分を現金で確保する・・・おススメ!!
実は債券の部分を現金で組み込むのが一番おススメです。それは、資産の流動性が高いからです。株価が急落したらすぐに買い付けられるし、債券のように資金拘束されることもないため小回りが利きやすいです。
ただし、現金で保有していると、債券で保有したときに得られるであろう金利や分配金は入ってきません(機会損失)。お金に動いてもらうことができないのが唯一にして最大のデメリットです。
債券を組み込むのは投資金額が大きくなってから考えよう
投資金額が少ない(人によって違うが200~300万円くらい?)うちは、アセットアロケーションに無理に債券を組み込む必要は無いです。そのくらいの金額であれば値動きは小さいし、アセットアロケーション(ポートフォリオも)がシンプルで管理しやすいためです。
ただし、投資金額が大きくなっていくと、一晩で大きくマイナスになることがザラになってきます。それで不安な気持ちになったときに、債券への投資を考えれば良いと私は思います。
さらに投資金額が大きくなると、組み込む現金の額も大きくなってます(例えば40歳の人だと株式に600万円投資すれば400万円ほどの現金をストックするのが好ましい)。現金で大金を抱えると機会損失はかなり大きいので、債券も組み込みたくなる日が来ると思います。
ちなみにマハトマの場合は、株式への投資額が700万円超えた辺りから米国債券ETF(AGG)の買付をスタートしました。
これで投資の準備は整いました
いつも通り長い記事ですが、結局のところ自分の投資資金から世界株式の時価総額比率を参照にして、年齢%分の現金とバランスをとって組んでみて欲しいということですww。
今日はここまで!!ありがとうございました。