マハトマのあげあげマネーリテラシー

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Fund of the year 2019の結果について感想を語る

 こんにちは!先週日曜日に『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2019』が発表されましたので、その結果を見た私の感想を記事にします。タイムリーなうちにブログにしたいと思ったので(*^-^*)

 外部リンク・・・投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019

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Fund of the year 2019が発表されました!

Fund of the year 2019とは?

 投資信託に関するブログを書いているブロガー(投信ブロガー)たちの投票により、本当に良い投資信託のランキングを作成したものです。

 証券会社の投資信託売り上げランキングは、ほぼほぼ証券会社側が売りたい(もしくは窓口で売りつけた)ぼったくり商品が混ざっています。Fund of the yearは、営利目的でないブロガーたちによるランキングのため、唯一信用できるものだと思います。

投票結果

  ここからFund of the year2019の結果を貼り付けます。公式サイトで1位~20位の結果と投票したブロガーたちのコメントが掲載されているので、興味があったら覗いてみてください。

Fund of the year 2019 ランキング発表!!

 ランキングを覗いていくと、投資初心者の人がまず最初に買い付ける投資信託としてお勧めした8本のうち、7本がベスト10にランクインしています(最後の1本は16位)。それだけ有名ファンド揃いのランキングだということです。やはり、他のどの証券会社のものより納得できるランキングだと思います。

 ※本記事で出てくる純資産額は2020年1月26日現在のものです

www.mrsmahatoma.com

 以下、各ベスト10にランキングしたファンド各々に対する感想です。カウントダウン形式でお送りします。

10位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 

 後だしジャンケン感が半端ない、でも良いファンドです。強いて言うと、SBI証券だけでしか買えないのが難点です。

 2位のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(以下Slim S&P500)の1人勝ち状態に、より低い信託報酬で殴り込みをかけた面白いファンドです。今後Slim S&P500との信託報酬の引き下げ合戦は見ものです。純資産額の伸び(4ヶ月で136億円)も凄まじく、今後がすごく楽しみです。

9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

 世界中の株式にETF1つで投資できてしまい、しかも経費率(信託報酬)は0.09%と格安で、私的には究極の分散投資商品の元祖です。ただ、やはり米国ETFなので米ドルで買い付けなければならなかったりと投資初心者へのハードルはとても高い(ETFのメリットは後日記事にします)。

 最近こそ投資信託で簡単に世界株式への分散投資ができるようになりましたが、それこそ2017年以降の話です。VTが設定されたのは2008年ですが、日本国内から買えるようになったときは革命的だったと思います。

7位 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)

  最初、「あれ?Fund of the yearに珍しく怪しいファンドがある」と思いました(笑)私がこれまで見た中で、ファンド名に3倍とかトリプルとかプレミアムとか付いている場合はほぼ確実にぼったくりのゴミ商品でした。

 このファンドは知らなかったので調べてみたところ、債券が多く含まれるので値動きはマイルド、かつ値上がりもちゃんとしていると人気があるようです。少なくとも、投資初心者の方がメインの投資対象として選ぶ商品ではないと思います。地味に償還日(運用終了日)が2028年に設定されているのもマイナスポイントです。私なら買いません

7位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

 今となっては割高な信託報酬0.61%ですが、設定された当時は国内にまともな投資信託がなかったのです。このファンドと世界経済インデックスファンド(2009年設定)は古参バランス型投資信託の良心だと思います。今買うかと聞かれると買いませんが・・・

6位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド

 それまで米ドルでしか買い付けられなかった憧れのETF(VTI)をそのまま投資信託にするコンセプトが大当たりしました。2017年9月設定時、世に出てきたときの衝撃は忘れられないです。

 現在は10位のSBI S&P500と2位のSlim S&P500信託報酬の引き下げ合戦から出遅れているので頑張ってほしいところ。私は今VTIを直接買い付けていますが、2017年から2018年の一年間ほど積み立てていました。

5位 eMAXIS Slim  バランス(8資産均等型) 

 2020年1月現在、バランスファンドに投資するなら信託報酬最安(0.154%)のこれ一択です。純資産額も451億円と順調に集金しています。

 ただ、難点を上げるとすると、日本(株式+債券+リート)への投資比率が37.5%もあります。これを高いと見るかどうかです。私個人的には日本への投資比率は10%以下が適正だと思っているので、2017年は買い付けていましたが今は売却しました。

4位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

 イデックスファンドで最大の規模(純資産額1607億円)を誇ります。投資先は日本を除いた先進国ですが、実は米国株に65%以上投資していることを忘れてはならないです。ライバルは3位にランクインしたeMAXIS Slim先進国株式(以下Slim先進国株)で、Slim先進国株との信託報酬引き下げ合戦をよくしています。

 このファンドかSlim先進国株式を買い付けるか迷った場合は、どちらでも大して変わりません

3位 eMAXIS  Slim  先進国株式インデックス

 4位のニッセイ外国株式インデックスファンド(以下ニッセイ外国株)のライバルとして2017年2月に彗星のように(笑)現れたファンドです。

 ニッセイ外国株との購入に迷ったらどちらも大きく変わりません。eMAXIS Slimシリーズは同資産クラスで最安の信託報酬を目指すと公言しているのが、より上位に食い込んでいる要因だと思います。私も2017~2018年の買い付けていました(今は売却済み)。

2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 私がつみたてNISAで2019年から積み立てているファンドです。

 世界の覇権国家である米国株式に分散投資できて、信託報酬(0.0968%)も安く、純資産額(520億円)も順調に増えている。米国に投資したい人にとって間違いないファンドです。

1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

 私が投資初心者の方に1本だけ勧めるのであればこのファンドです。やはり1本だけで世界中の株式に投資できる信託報酬最安値(0.1144%)、純資産額も十分(147億円)の投資信託。これだけで勧めない理由はないです(笑)

 世界株式は伸び続けると考えられるので、迷ったらこれにしていれば良いと思います。世界株式が暴落したときは投資どころではないので(笑)

Fund of the year 2020の投票権獲得を密かに狙っています(笑)

 私にもしFund of the year 2019の投票権があったらどう分配するか考えた場合、

  • eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)・・・3ポイント
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)・・・2ポイント

 を入れたと思います。あ、結果を見て決めているわけじゃないですからねww。

 運営委員の方、私にも投票権ください。まってま~す!!