マハトマのあげあげマネーリテラシー

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投資の核を株式にするのが良い理由

 おはようございます!!

 今日も投資の基礎知識として、投資の核(メイン)を株式にすることを勧める理由を紹介します。

 それではどうぞ!!

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投資の核を株式にすることを勧めるのはなぜ?

資産クラス(アセット)は大きく分けて5つ

 投資の核を株式にと言いながら、資産クラス(アセット)はどれだけあるのかと言うと、大きく分けて下に示した5種類になります。

株式

 会社が資本金を集めるときに発行するのが株式で、その株式についた値段が株価になります。現在は極一部の国を除いて資本主義なので、世界中の株価はどんどん上がっていっています

 特徴は、資本主義が続く限り株価が上がっていくと事と、配当金などを出して株主(株式を持っている人や会社)に還元してくれることです。

 ただし、会社が倒産すると株式の価値はゼロ(俗にいう株が紙切れになる)になります。リターンが高い代わりに、比較的リスクも高い資産クラスです。

債券

 国や会社が借金をするときに発行するのが債券になります。特徴は、借用者が潰れさえしなければ、元本+利子を付けて数年~20年後くらいにお金を返してくれることです。そのため、株式と違って値上がり益は期待できません。

 借用者が潰れなければお金が返ってくるので、米国債や日本国債など潰れないであろう債券を買い付けておけば、期間満了後に元本+利子を受け取れるので、リターンは株式ほどは期待できないものの、比較的低リスクな資産です。また、不況による値下がりは小さいので、株式と違う値動きをするのも魅力です。

リート(不動産投資信託)

 ここでは、不動産(現物)は除きます。リートの特徴は、株式以上に利回りが高い傾向にあります。今のように東京オリンピック前の不動産需要が高い時など日本リートはリターンが高いようですね。

 ただ、不況の煽りを株式と同等以上に受けやすい傾向にあります。不況で価格が下がるのであれば、株式と値動きの傾向が似ているとうことになります。リターンもリスクも比較的高い資産クラスになります。

コモディティ(商品)

 現金や金券(株券、債券)以外の商品のことをコモディティと言います。最も有名なのは金です。他にも、石油、銀、銅、大豆などなどいろいろあります。

 特徴としては、株式などと違い配当金などを出さないため、価格変動だけで値段が決まるということです。

 初心者が手を出しても良い商品は金のETFくらいでしょうか。私は投資していません。

現金

 現金も立派な資産クラスです。実は銀行預金も厳密には投資になります。特徴としては、圧倒的な流動性の高さとインフレにメチャクチャ弱いということです。

 明治時代の1円は今の1万円以上の価値があったとされていますが、仮に明治時代の1円札を持っていたとしても(プレミアは考慮しないと)1円としてしか使えません。ということは、現在1万円札を持っていても、100年後は1円分の価値に下がっている可能性も否定できないのです。

名著「株式投資の未来」より引用するあまりに有名なグラフ

 シーゲル教授の名著「株式投資の未来」より、あまりにも有名なグラフを引用します。下は1802~2001年間の米国の資産クラス毎のトータルリターンです。投資に興味がある人は一度は見たことがあるのではないでしょうか。ちなみにこのグラフにはリートは載っていません。

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 200年という超長期だと、株式は右肩上がりで60万倍、国債は300~1000倍、金はほぼ変動なし、現金は0.07倍(200年前の100ドルが7ドルの価値に低下)です。

 現金の価値の低下ぶりには絶句ですね。これはインフレの影響をもろに受けているので、このグラフから計算すると、米国では200年で14.3倍のインフレがあったということです。

 一方、株式については、インフレの影響を差引いても強烈に(約4.2万倍)上昇しており、いかに株式での長期投資が資産を増やすのに有効かが分かります。

資本主義の現在は投資の核を株式にするのが間違いない

 シーゲル教授の本では、200年という超長期ですが、グラフの傾きを見てもらえば、20~30年という現実的な期間であっても株式はしっかりとリターンを上げていることが分かります。この傾向は、資本主義がひっくり返るまではずっと続くものです。

 投資を始めようとしていて、どのような資産クラスを核(メイン)にしようか悩んでいる方、ぜひ株式を核にすることをおススメします。

 具体的な投資商品はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

www.mrsmahatoma.com

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。