おはようございます!!
今日は過去に私がお試しでしたFXについてお話します。FXで利益を出すことはとても難しいですので、その理由についても語ります。
それではどうぞ!!
マハトマは過去に2回FXに手を出している
私はこれまで2回FXに手を出していています。どちらもデイトレードが目的でなく、低レバレッジ(掛金の数倍の取引)でスワップポイント(毎日もらえる金利のようなもの)を目的とした、FXの中では比較的低リスクな取引を行っていました。
1回目 高スワップに魅力を感じ、南アフリカランドに手を出す
2008年10月に高スワップに魅力を感じ、南アフリカランドに手を出しました。このときは今でも覚えているのですが、ランドの価値が暴落した月でした。2008年9月まで、1ランド=14~15円程度だったのが、10月末には一気に7円台まで下落して半値に。私がFXを始めたのは、幸いにも1ランド11円台のときだったので、始めた瞬間にロスカット(含み損が大きくなったとき強制決済される)される事態は免れました。
最終的には、投入金額40万円で10万ランド(平均取得単価1ランド≒10.6円)を所持していました。2009年春~2011年夏ごろまで1ランド=10~12円で価格が安定しており、スワップも毎日8円/1万ランドを受け取っていたため、結構な額の含み益(評価額:約90万円)が出ていました。今思えば、この時利益確定しておけば良かったです。
その後仕事が忙しくて、4年ほどFX口座にログインしていませんでした。なんとなく2016年にログインしてみてびっくり!!またランドが暴落し1ランド≒6~7円に。スワップだけではマイナス分をまかないきれず、評価損を抱えていました。
もはやランドを買足す気にもならず、以降1回/月ほどFX口座にログインし、ランドの価値が上がるのを待ちました。最終的に、南アフリカランドは2018年1月に1ランド≒9円くらいに上がったところで利確しました。元手40万円から、評価額56.6万円と約40%のプラスとなり、結果オーライでした。
南アフリカランドの今日現在のレートを調べると、1ランド≒6円強です。仮に今現在ランドを保有していたとしても、評価額はマイナスだったと思います。1ランド≒9円の時に売却できてラッキーでした。
2回目 懲りずにスワップ狙いで米ドル積立FXに手を出す
南アフリカランドの取引でマイナー通貨に懲りた私。米ドルであれば価格変動リスクは低いだろうということで、今度は米ドルのFXに手を出します。やっぱり懲りてないやんというツッコミはナシでwww。メジャー通貨の米ドルでかつ積立FXにすれば値動きは小さいと思ったのですが、そんなに甘くはなかったです。
米ドル積立FXは日本円の現金が余っていたため、せめてスワップポイントでもと思い、2018年7月から運用したのが始まりです。そして、日本円現金が減ってきたときに現金に戻そうと思っていたのですが、同年末に急に円高になり、日本円に戻せなくなってしまいました。
2019年3月頭にやっと1ドル111.5円を超えてきて、売却することができました。予定より2ヶ月以上遅れての現金化なので、結局のところ機会損失を自ら生み出してしまいました。為替利益は563円(笑)でスワップは18000円ほどです。約8か月間FXとして保有していたわけですが、日本円の現金より利率はいいかなという感じです。
FXはリスクの高さに見合ったリターンではない気がします。使用予定があるお金をFX運用するのはおススメしません。私の場合、積立FXで、値動きは小さいはずでしたが、1ドル104円ほどになったときは、10万円近い含み損が出て肝を冷やしました。
FXはゼロサムゲームなため、長期保有しても利益を出し辛い
FXは為替取引で利益を出します。基本的に外貨を安い時に買って、高い時に売るという取引です。しかし、為替の値動きは株価以上に読めません。基本的には為替(チャート)の価格に翻弄されます。株式と違って、長期保有していれば値上がりするというものではありません。だから、FXはおススメできないというのが、私個人の意見です。
FXはゼロサムゲームで、出資金の取り合いを行っているだけです。そのため、株の長期投資と違い、利益を出すのがとても難しいのです。
さらに、スワップポイントの高さに目がくらんで高金利通貨の取引に大金を投じるのはとても危険です。高金利通貨(南アフリカランドやトルコリラなど)はそれだけインフレリスクが高く、高金利である理由(高金利でなかれば買ってもらえない)があるのです。高金利通貨でFXをしてみたい場合は、それをわかった上で取引しましょう(私はおススメしません)。
ゼロサムゲームについてはこちらの記事を参照してください。
結論・・・マハトマは二度とFXに手を出しません
結論として、私は二度とFXに手を出さないことにしました。理由は、リスクの高さに対しリターンが(私にとっては)見合っているとは思えないからです。その理由を箇条書きで整理します。
- 為替の値動きはとても急で、しかも株価より読み難い
- 為替は株と違い長期保有していれば値上がりするものではない
- 高スワップ(高金利)通貨はインフレでスワップが相殺される危険性が高い
- 為替の影響が大きすぎるため、スワップのインパクトは相対的に小さい
- FXは為替差益で利益を出すのが効率的であり、どうしてもリスクが高くなる
スワップでコツコツと利益を積み上げるという考え方がありますが、FXではどうしても為替の影響が大きすぎて、スワップ目当てというのは非合理的な手法だと言わざるを得ません。コツコツ投資であれば、株式投資の方で良いと言うのが私の出した結論です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。