こんばんは!!私は投資初心者の方には、国別の時価総額比率をお手本にした世界株への分散投資をお勧めしてきました。
でも、実際に私が今している投資は米国株への集中投資です。矛盾してますよね。なんでやねん(# ゚Д゚)と思われているだろうなと思っています。
今日はなぜマハトマが米国株集中投資をしながら他の人には世界株への分散投資をお勧めするのかを解説します。
世界株分散か米国株集中かの議論は個人投資家界隈で熱い
最近個人投資家界隈で、インデックス投資を世界株式の時価総額に連動する投資をするか、米国株式に集中投資するかで熱い議論が繰り広げられています。
Yahoo financeから引用したVTI(米国株式ETF)とVT(世界株式ETF)のチャートをリーマンショック直前から比較したものです。注目は2009年のチャートの底がVTIとVTはほぼ重なっていて、そこからの成長はVTIが強いことです。
つまり2008年から現在において、世界株式に分散していても株価が下がるときは下がること、成長力は米国株オンリーの方が高いことが言えます。
参考記事はこちら
世界株分散のメリット
時価総額比率に合わせて銘柄(国別比率も)比率を調整してくれる
今は米国株の時価総額は高く55%ほどですが、将来的にアメリカが没落したりした場合に、投資比率を自動で振り分けてくれます。つまり、自動で投資先を最適化してくれるということです。これは世界株分散投資の最大のメリットだと思います。
全世界の株価が長期にわたって下がり続ける可能性はほぼゼロ
世界株式の株価が下がり続けることは限りなくゼロに近いと言えます。これまで世界恐慌、世界大戦、〇〇ショックと何度も危機を乗り越えて、今も世界の株価は上がり続けています。
これから◇◇ショックなどで一時的に株価を下げることはあると思いますが、隕石が落ちたり、核兵器で地球が荒廃するなど(リアル北斗の拳)しない限りは株価が下がり続けることは考えにくいです。仮にそんなこと起ころうものなら、投資どころではないので安心してください(笑)。
世界株分散のデメリット
不況の国を含むことで米国の高いリターンを薄めてしまう
世界株式なので、当然日本や韓国のように株価の優れない国を含んでいます。それにより米国株の足を引っ張ってしまうのはデメリットになります。
米国株暴落時は世界株式も暴落するので、あまり分散になっていない
上でVTI(米国株ETF)とVT(世界株ETF)のチャートを比較したところ、リーマンショック時に意外なことにVTはVTIと同じ程度暴落しているんです。
現在は米国株の動きに世界株式が引きずられてるのが実情です。米国株が暴落したら、みんな仲良く暴落みたいなww。
世界株式投資ははっきり言って分散としては不十分だと思います。資産を分散するなら債券や金など株式と違う動きをする資産に投資するのが適切だと思います。
米国株集中のメリット
世界経済を引っ張るアメリカの成長に乗っかることができる
米国株式のETFや投資信託を愚直に積み立てるだけで、年平均で5~7%のリターンが得られています。これだけ高いプロ並みのリターンを期待できる中で、最も簡単な投資方法が米国株式のインデックス投資だと思います。
不況な国の株式に足を引っ張られずに済む
当たり前なのですが米国株式オンリーなので、調子の悪い国の株式を含まなず、高いリターンを期待できるのがメリットです。
米国株集中のデメリット
国別の時価総額比率が変動しても米国のみに投資することになる
仮に他の国が台頭してきて、米国が占める株式の時価総額が下がってきた場合、ポートフォリオをいじらない限りはそのまま米国に投資することになります。
ポートフォリオをいじろうとした場合も、売買手数料や税金などで資産が目減りする可能性もあるのはデメリットとしか言いようがないです。
米国が没落する可能性は、世界株全体がダメになるよりは高い
アメリカが没落する可能性は低いと私は考えています。他の国にとって代わられるとしても少なくとも50年は先だと思います。
ただ、アメリカが没落する可能性は世界がリアル北斗の拳(笑)になる可能性よりは高いと思いませんか?まだ現実味があるというかww。
結局どちらが良いかは自分の好み
結局はいくら考えても、世界株分散が良いのか米国株集中が良いのか、答えを出せるのは自分のみです。なぜなら未来はどうなるかわからないし、どちらも一長一短なので、どちらが良いと感じるかは人によって違うからです。
私個人の考えでは、世界株式だと米国株に引きずられて同じような動きをしてしまうため、分散投資として不十分と思いました。そこで米国株に米国債券も組み込んだポートフォリオにしました。
しかし人様にお勧めする世界株式投資は、世界全体の株価が下がり続けることはほぼ無いという想定が根底にあります。
私の様に米国株に集中投資したいと考える場合は、アメリカが没落する可能性があり、そのときはアメリカと一蓮托生の運命にあることを分かった上で投資してください。
今日はここまで!!最後まで読んでいただきありがとうございました。