マハトマのあげあげマネーリテラシー

楽しく賢く生きるためのお金の知識(節約や投資など)を紹介します。

今年4月からの楽天証券ポイント付与改悪について語る

 こんばんは。

 今日は今投資界隈を騒がせている、楽天証券の投資信託保有でもらえるポイント制度の改悪についてお話します。改悪は4月からになります。

 私個人の意見として、結論から述べると、ポイントごときで右往左往したくありませんwww。投資する目的はあくまで投資本来の利益(値上り益、配当金)であって、証券会社のポイントは『あったらいいな』のレベルでしかなく、本質ではないわけです。そのうえ、ポイントは証券会社の意向一つで簡単に変更(大半は改悪)されてしまうのものなのです。

 次からは楽天証券のサイトを引用しながら詳細を語ります。それではどうぞ!!

 外部リンク・・・【投資信託資産形成ポイント】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ | 楽天証券

f:id:Mrs-mahatoma:20220113090427j:plain

楽天証券のポイントが改悪されます

楽天証券の改悪について

 楽天証券関係の改悪は大きく2つあります。1つは楽天証券で保有してい投資信託に付与されていたポイントが大幅減になってしまうこと。2つ目はマネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券でお金のやり取りが自動でできる機能)の金利が引き下げられることです。

改悪その① 投資信託保有ポイントが大幅減

 これまで投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントをもらえていたのですが、4月からは下の図のように、初めて保有〇〇万円を超えたとき1回限りのポイント付与になりました。これだけを見ればかなりの改悪ですね・・・

f:id:Mrs-mahatoma:20220113122345p:plain

 ですが、楽天証券はもともと投資信託を楽天カードで購入した時に、楽天カードに1%のポイントが付与されているわけです。もはや当たり前のようになっていますが、投資信託のような金融商品をカード決済できること自体が珍しい上に、決済分のポイントを付与されること自体がすごいことなんです。それプラス上のポイントが貰えていたわけなので、破格のポイント付与率だと言えますね。

 楽天カードへのポイント付与は継続される(でもいつ改悪されるかはわからない)のでとりあえずは安心なのかなと思います。あまり目くじらを立ててもしょうがないのかなと私は思います。

改悪その② マネーブリッジの金利低下

 楽天銀行の普通預金と楽天証券を紐づけしてお金のやり取りを自動でできる機能をマネーブリッジと言います。このマネーブリッジの設定をするだけで、普通預金の金利が破格の0.1%(大手銀行の定期金利より高い)になります。それが、4月以降は300万円を超えた分は0.04%に改悪されます。

 これについても、300万円未満の分はこれまで通り0.1%が適用されるわけですし、普通預金に300万円以上預ける人はあまり多くないだろうから、あまり目くじら立てんでもと思います。300万円を超えた分は定期預金なりすればよいわけですから。

 ちなみに競合のSBI証券のハイブリッド口座(楽天証券のマネーブリッジ)の金利は0.01%と10分の1の金利です。

私の場合は、今回の改悪はスルーします

 私は投資信託をSBI証券でしか買付けていないのですが、夫のつみたてNISAと息子のジュニアNISAを楽天銀行で買付けています。

 私の場合は、今回の改悪についてはスルーですね。SBI証券などの他社に乗り換えるほどの致命的な改悪とは思いませんので。上でも書いたように、証券会社からもらえるポイントはあくまでオマケなんですよ。将来伸びるであろう、よい投資先に投資することが重要なわけであって、ポイントごときで右往左往したくないですww。

楽天証券を見限る場合の対処方法

 それでも今回の改悪を受けて、楽天証券を見限る場合どうるすかを考えてみます。

案① 全売却して他の証券会社(SBI証券など)で再度買付ける

 読んで字のごとくですが、もっともシンプルな方法です。でもこれは直近で解約する予定だった人を除いてまったくもっておススメできません。NISAの運用期間がまだ残っている場合は、運用期間をドブに捨てるになってしまうのでなおのことダメです。特定口座でも、運用益が出ている場合は税金を払う必要が出てきます。損失が出ている場合は、税金を気にする必要はないですが、どっちにしろ、証券会社の乗換のために売却するという行為はおススメできません。

 例外として、特定口座に運用益が出ている商品(投資信託や株式など)と損失が出ている商品を保有している場合、その両方を売却して、運用益分の税金を相殺することができます(損益通算)。その場合は売却しても損はしないでしょう。

案② 他社(SBI証券奨励)に移管する

 もう一つの方法は、楽天証券で保有している投資信託を他社にそのまま移管することです。ただし、1銘柄につき3300円の手数料がかかります。手数料を払うのはバカバカしいしいので、実質移管手数料を負担してくれるSBI証券へ移管するのが今考えられる最良の方法だと思います。詳細は外部リンクを読んでください。

 注意点としては、すでに楽天証券で買い付けたNISA枠分の投資信託は他社に移管できないことです。

外部リンク・・・投信・外貨建MMF|SBI証券

まとめ

 楽天証券が今年の4月から2つの改悪をすることを発表しました。1つは投資信託保有ポイントの大幅減、もう1つは楽天銀行とのマネーブリッジの金利低下です。

 この2つの改悪自体は大きいものの、あくまで証券会社から享受できるメリットはオマケであり、投資の本質ではありません。そのため私はスルーすることにしました。

 今回の改悪で楽天証券を見限るかどうかはご自身で決めていただきたいですが、見限る場合は、投資信託を手数料を負担してくれるSBI証券に移管するのがベストだと思います。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。