マハトマのあげあげマネーリテラシー

楽しく賢く生きるためのお金の知識(節約や投資など)を紹介します。

家計支出の解析方法

  今日は家計簿をつけた後にどうやって解析してくかの記事を書いていきます。

家計簿をつけた後は解析しましょう

支出を消費・投資・浪費の3項目に分けてみよう

   家計簿解析の第一歩として、支出をチェックします。支出には3種類あるので下の定義に沿ってどの項目になるか自分で割り振ってみてください。

消費とは今の生活に必要な支出

 最も支出額が大きくなるのが消費です。家賃、光熱費、食費、通信費、衣類、自動車のガソリン代、保険代、奨学金を返済している場合だと返済金などです。生活が苦しい家庭は、この『消費』と『浪費』がごっちゃ混ぜになり、どちらか見分けが付かない状態になって膨れ上がっている場合が多いです(例:食料を毎度高級スーパーで購入していて毎月の食費が高い、スマホを大手キャリアにしていて通信費が高いなど)。

投資とは未来の自分のための支出

 未来の自分を良くするための支出です。自己啓発の本やセミナー費、健康維持のために通っているスポーツジムの会費、貯蓄や株式投資も投資になります。私の場合は、この項目に不妊治療代(不妊治療に関する交通費も)を入れています。

 『投資』の特徴は、今の自分にはほとんどと言ってよいほど恩恵がないことですね。本を読んで勉強したところで一日二日で給料が上がるわけでも無いので、少しばかり我慢が必要な支出かもしれません。それでも今よければ大丈夫なんて言っていられないのがこのご時世。投資』は最初少しでも良いのでしていきたいものです

浪費とは心を豊かにするための無駄遣い、もしくは不必要な出費

 『投資』とは対極にある支出だと私は思います。まさに今を楽しむための支出だからです。旅行代金、テーマパークなどのチケット代、最新型のスマホ機体、新車、外食費、ブランド服などです。お金は『浪費』で出費するのが楽しいんで、適切な『浪費』は精神的にとてもプラスです(貯金のモチベーションも上がるし)。でも、『浪費』し過ぎは赤字家計まっしぐらなのが悩みどころです。

 また、入りすぎた保険や大手キャリアの携帯代金など、他に安くする手段があるのに支出している”不必要な支出”も『浪費』に該当します。

消費の中に紛れ込んだ浪費のあぶり出しは超重要

 上で『消費』と『浪費』がごちゃ混ぜになっている例を書きましたが、この切り分けはとても難しいです。

車の例

  例えば車だと、車を持たないのが最もコスパは良いです。ただそれは都市部のみで、地方だと車なしでは生活できないためマイカーを保有することにします。ただ、毎日の生活のための足が必要だというのであれば、中古車を買って乗り潰すのが最もコスパは良いです。この場合は『消費』になります。新型の車に乗りたい、新車じゃなきゃダメ、外車じゃなきゃダメと言うことであれば『浪費』になります。また新車だからと車両保険に入るのも『浪費』になります。中古車だと車両保険は不要だからです。

食費の例

  例えば食費だと、外食は明らかな『浪費』なので置いておいておきます。会社員の方だと、ほとんどの場合は週5回家以外で昼食をとっていると思います。昼食をとること自体は必要なのですが、昼食が手作り弁当か、コンビニ弁当か、社員食堂か、外でのおしゃれランチかでも『消費』か『浪費』か分かれます。私が思う区分けは、手作り弁当と社員食堂は『消費』、コンビニ弁当とおしゃれランチは『浪費』です。コンビニ弁当とおしゃれランチは、いくらでも他に安く昼食をとる手段があるためです。

 こんな感じでいかに『消費』の中に紛れ込んだ『浪費』をあぶり出すかが支出解析のキモになります

同じ出費でも投資になるか浪費になるかは自分の価値観次第

  旅行については意見が分かれます。旅行に行って「たのしかった~」だけだと『浪費』になります。一方、旅行先で仕事で必要な情報を仕入れてくるとか、旅行先のセミナーや報告会を聴講してくるとかだと『投資』になります。同じ項目でも『投資』か『浪費』かは自分の価値観で振り分けることになるのです。

理想とされる比率は、消費:投資:浪費=70%:25%:5%

  支出を3項目に分けましたか?一般的に理想的だと言われている3項目の比率は下の通りです。

『消費』:『投資』:『浪費』=70%以下:25%以上:5%以下

マハトマは浪費しすぎ(笑)

  ここからはマハトマの家計簿を引用していきます。2017年と2019年の年間の家計簿から、上記3項目に私なりに振り分けてグラフ化してみました。私のデータでは『投資』については実際に支出した額に貯蓄に回した金額も追加しています。  

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家計簿を3項目に分ける

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上の表をグラフ化したら

  2017年の家計簿は上半期は特にメタボでした。とにかく外食が多い。あと、2017年は新車を購入しているので、『浪費』が突出していますね。2019年と比較し辛いので、2017年は新車購入分の金額を貯蓄に回したと仮定して解析してみます。

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2017年に車を買わずに貯蓄に回したと仮定して

 

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上の表をグラフ化

 2017年は新車を購入しなかったと仮定した場合だとしても『浪費』は理想の5%から大幅オーバーですね。と言いながらも2019年も『浪費』は10%もあります。それでも『投資』に40%以上回せているのでまあまあと言うところでしょうか。『投資』の比率を引き上げているのが不妊治療なのは内緒です(笑)

 2017年は『浪費』の比率が高すぎる、つまり支出削減の余地が大きいということがわかります。実際に支出削減するときは『浪費』から手を付けていくのが大事です。