マハトマのあげあげマネーリテラシー

楽しく賢く生きるためのお金の知識(節約や投資など)を紹介します。

インデックス投資に大金を投じる前にすること6つ

 こんばんは!!初心者の人へのおススメの投資のスタート法として、小額からのインデックス投資信託の積み立てを紹介しました。

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 そこで、今日は本格的にインデックス投資を始める前に何を考えた方が良いか、何をすれば良いかを書いていこうと思います。

インデックス投資に大金を投じる前に色々考えることがある

そもそもインデックス投資とは?

 インデックス投資とは、ある指数(日経平均、米国S&P500など)に連動するように運用する(インデックス)ファンドに投資していく手法です。将来的に成長するであろうと考えるインデックスファンドを購入して、値上がりを待って売却するというシンプルな投資方法です。

 よくインデックス投資の対象として優れた評価をされているのは、米国株式(世界1の経済大国であり、覇権国家)と世界株式(仮にアメリカが没落しても全世界としては経済成長をし続ける想定)のインデックスファンドです。

 下はYahooファイナンスより引用した、米国S&P500の過去10年間のチャートです。過去10年間では、どこで買い付けても長期保有していれば利益を出すことができました。米国株のインデックスファンドを保有しているだけで、年5~7%のリターンを得ることが出来たのです。これは、大半のプロの投資家以上の運用成績だと言われています。

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米国S&P500の過去10年のチャート

 米国株か世界株式のインデックスファンドを購入すれば良さそうだと思うと思います。でも、欲に目がくらんで大金を投じるのはやめてください。その前にやらなければ(考えなければ)ならないことが6つもあるのです。

やること① 生活防衛資金を設定する

 まず、職を失ったとしても、これだけあれば半年~2年間生活できると思う金額を算出してください。それを生活防衛資金と言います。

 生活防衛資金はいざというときにすぐに使える状態にしておかなければならないので、円預金(普通預金でOK)で保有してください。決して生活防衛資金は投資に回さないように!!ちなみに、私は生活防衛資金を300万円に設定しています。

やること② 直近で使うお金をよけて、投資資金(余剰資金)を算出する

  普段の生活費や教育費など、直近数年以内で使うお金も別に確保しておいてください。1年以上使わないお金を現金のまま置いておくのは辛いとは思います(私もそうなので)。でも、そのお金を投資した途端に値を下げて、必要な時には元本割れした状態のまま売却せざるを得ない恐れがあるので、現金のまま持っておきましょう。

 よって、投資に回せるお金は、生活防衛資金と直近で使用するお金を差し引いた金額になります。よく言われる「投資は余剰資金でやりましょう」とはこの意味です。

やること③ 自分のリスク許容度を考える

  リスク許容度とは、平たく言うと自分のお金が何%減るまで耐えられるかとうことです。ここでお金を一銭も減らしたくないと考えるのであれば、投資をしないことをお勧めしますリスクの見返りとしてリターンを得るのが投資です。ノーリスクハイリターンはあり得ません

 リスク許容度は年齢や就業状態、家族形態などによってリスク許容度は変わります。例えば若い独身の人だと投資資金が半分になってもいくらでもリカバリーは効くけど、70歳の人が年金を投資に回そうとするより、うまく貯蓄を切り崩して豊かに生活する方法を考えた方が良いといった感じです。

 下のグラフはmy indexから引用した、過去20年間のリスクとリターンの相関です。リターンを求めようとするとリスクも高くなります投資でのリスクは値動きの大きさのことです。例えば米国株も含まれる外国株式については、20年間の平均リターン/年は6%ですリスクは年間20%近くある。

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リターンを求めればリスクも上がる

 つまり、外国株式に1000万円投資した場合では-200万円の値動きは見ておく必要があります。○○ショックなどが来たら、-50%になる可能性もあります。その時自分が耐えられるかをよく考え、耐えられる値動きの範囲内の資産を選定しましょう。

やること④ アセットアロケーション(資産配分)を組む

 アセットアロケーションの組み方は後日別の記事にします。

 自分の求めるリターンと耐えられるリスク(値動き)より、アセット(資産クラス)の組み合わせを考えます。例えば、リターンを3%/年で取れるリスクが10%だとしたら、外国株式50%:現金50%というアセットアロケーションを組んでみます。リターンもリスクも予想通りになるとは限らないため、余裕を持ったアロケーションを組むのが良いでしょう。 

やること⑤ 買い付ける投資信託と買付金額を決める

 上記の様に外国株式の投資信託を買うことにしたのであれば、下の記事を参考に米国S&P500やMSCIコクサイなどのインデックスから好みのものを選定してください。

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 あとは、投資信託の選び方を記事にしているので、こちらを参考に選んでください。

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やること⑥ 投資信託を積み立て買付に設定する

  投資信託は小額から(100円から)の積立に対応しています。毎月(毎週でもよい)定期的に、定額で買い付けると、値段が高い時には少ない口数を、安い時には多い口数を買えるので購入単価がこなれてくる(つまり高値掴みしない)というメリットがあります。これをドルコスト平均法と言います。

 投資信託を一定金額の積立てに設定し、月1回ほどチェックするだけだととても楽だし、精神的にも落ち着いてみていられると思います。

 インデックス投資にいきなり大金を投じるのではなく、慎重に進めましょう。それが大ゴケしないコツです。

なんだかんだ『投資は余剰資金で』の一言に尽きる

 なんだかんだ整理してみて思ったのは、使い古された格言『投資は余剰資金で』が最も大事なんじゃないかなと思います。直近で使う生活費や生活防衛資金を投資に使うと、精神的な余裕が無い状態になりがちで、そんなときはろくな判断できず、投資も失敗するのが落ちですからね~

 今日はここまで!!ありがとうございました。