おはようございます!!
今日は、休日で暇だった夫がなぜか手計算で、グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)のシミュレーションをしたので、その記事を公開します。
昨日の記事で思ったより反響をいただき、すっかり気を良くしたようです(笑)。せっかく手計算したのに記事にしないのは可哀そうwwwなので、今日もお付き合いください。この記事では2019年3月にグロソブを100万円買い付けたときに、1年間でどのくらいの利益を出せているかが分かります。
それではどうぞ!!
グロソブことグローバル・ソブリン・オープンとは?
グローバル・ソブリン・オープン(以下グロソブ)とは、1997年12月に設定された往年の投資信託です。最盛期(2006~2008年)には純資産額が約5.5兆円という、今では考えられない規模の巨艦ファンドでした(2020年現在、純資産額最大の投資信託で1兆円ほど)。この時期の人気ファンドなので、毎月分配型投資信託なのはお約束です。
ちなみに、私の両親もグロソブは持っていました。ソブリンちゃんってずっと言ってましたっけwww。
下は楽天証券から引用したグロソブのデータです。今でも純資産額4000億円を超える大きなファンドです。信託報酬が1.375%のぼったくりファンドであることは言うまでもありません。毎月分配型であるのも相まって、私は絶対にお勧めしないファンドです。
下はグロソブの設定来(1997年)からのチャートです。毎月分配型投資信託らしく、基準価額(青線)はダダ下がりですね。純資産額(緑線)は2008年をピークに綺麗な山形を描いています。
2008年以降急激に純資産額を減らした理由は分配金の減額です。グロソブは設定来から2008年のピーク時まで、50円/1万口という高額な分配金を出して人気を集めていました(100万円投資して毎月7000円強の分配金がもらえる計算)。それが現在では10円/1万口まで減配しています。
現在では、運用報告書より特別分配金(資産を切り崩して出す分配金)をあまり出していないようなので、2012年以降基準価額は大きく下がっていません。毎月分配型投資信託は減配せずに特別分配金を出していくファンドがほとんどです。
普通分配金(純粋な利益で出す分配金)を出せなくなったら減配するというやり方は、ファンドの人気はなくなるけど健全です。
私は毎月分配型投資信託をゴミだといつも言っていますが、グロソブは比較的健全な運営をしているのかなと素直に思います。
毎月分配型投資信託についてはこの記事を参照してください。
分配金再投資でのシミュレーション
ここからが本番ですww。まず、グロソブの過去1年間のチャートをご覧ください。過去1年間は市況(債券ですがwww)が良く、分配金を出した後も右肩上がりのチャートです。
夫は下の条件でシミュレーションしました。
- SBI証券でグロソブを買付け(購入時手数料ゼロ)
- 2019年3月1日に100万円分買付け
- 2020年3月2日に売却
- 信託財産留保額(売却時の手数料)は0.5%
- 分配金は全て普通分配金(税金を引かれる)
- 分配金再投資
旦那さん頑張りましたwww。普通こんな計算はExcelでしません?というツッコミは置いておいて、振込額(売却時の受取額)103.5万円の年利3.5%相当です。
債券ファンドは年2~4%のリターンが見込めるとされていますが、意外と優秀でビックリ!!しています。
分配金受取でのシミュレーション
次に分配金を受け取った場合で計算しています。他の条件は分配金再投資と同じです。
振込額(売却時の受取額)は101.5万円の年利1.5%相当です。受け取った分配金を合わせると103.5万円と、ほぼ分配金再投資の場合と同じ(年利3.5%相当)になります。
マハトマの感想
そもそも「わざわざ手計算しなくてもw」という私の感想は置いておきますwww。
過去1年間に関しては、「グロソブ意外と悪くないwww」というのが私の素直な感想です。だたし、過去1年間は比較的ファンドの運営が良い状態だったので、調査する期間を変えると結果も変わるのはご理解ください。また、私はグロソブの買付を奨励していないこともご理解ください。
ここまでグロソブについて語ってきましたが、私はこのファンドを買い付ける気は全くありません。毎月分配型投資信託イコール、手数料の高い、投資の皮を被ったゴミだという認識には変わりありません。
ただ今回得た結果より、毎月分配型投資信託のグロソブでも、円預金よりはるかに良いのは間違いないと思います。また、どのような投資商品を買い付けるかは個人の自由意志です。もし買付けようと思った場合は、その辺を理解した上で行動すると良いと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。