マハトマのあげあげマネーリテラシー

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ETFとは?マハトマが米国ETFに投資する理由

  おはようございます!!

 今日はこれまでこのブログに散々登場しているETFについて解説します。この記事を読めばマハトマが米国ETFに投資している理由がわかります。

 それではどうぞ!!

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ETFとは何ぞや?

そもそもETFとは?

 ”Exchange Traded Funds”の略で、日本語では『上場投資信託』と言います。つまり、(NY市場や東証などの)株式市場に上場されている投資信託です。ETFは1990年代にできた新しい金融商品です。

 一般的な投資信託が、運用会社(eMAXIS Slimシリーズなら三菱UFJ国際投信)から証券会社(SBI証券など)を通して購入するのに対し、ETFは株式市場を経由して買い付けるイメージです。

ETFの特徴は、個別株と投資信託の良いとこ取り

 下の表は野村アセットマネジメントから引用したETFと投資信託の特徴です。ETFは株式と投資信託の間の特徴を有していて、比較的株式に近いことがわかると思います。

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信託報酬が安い

 ETFの特徴に投資信託より信託報酬が安いです。それは、投資信託が証券会社などを経由して販売しているため、どうしてもマージンが発生するからです。証券会社や銀行などを経由すれば経由するほどマージンがよりかかるのはお約束です。

 投資信託はETFより手数料が高くなる仕組みです。

取引はリアルタイムでできる

 ETFは上場されているため、その株式市場が開場している時間帯(東証だと9~15時)であれば、リアルタイムで取引できます。ボタンをポチっと押したら、出来高(1日の取引株数)にもよりますが数分後には買付けているといったところでしょうか。

 投資信託では、買付けの指示を出しても、約定(実際に買付けが完了すること)は当日もしくは翌日の夜中になります。私はこのタイムラグが気に食わないので、リアルタイムで取引できるのはありがたいです。

投資信託に付き物の隠れコストがない

 投資信託では信託報酬とは別に、ファンド内での売買や事務手数料など隠れコストと呼ばれるものが存在します。隠れコストは毎年の運用状況によって変わるものなので、投資家が運用報告書を見て計算するしかありません。

 投資信託を保有していて発生するコストは、信託報酬+隠れコストになりますETFには仕組み上隠れコストは発生しないので透明性が高いというメリットがあります。

ETFの分配金は全て純粋な利益

 ETFは法律上、特別分配金(ファンド内の資産を切り崩して出す分配金)を出せません。そのため、ETFで出る分配金は純粋な分配金(ファンド内の利益)です。

 私はETFの分配金がもらえるのが嬉しくてたまりません。分配金を貰えるので投資のモチベーションを維持できているようなものです。 

米国ETFの特徴は?

 ここからは米国ETFの特徴を解説します。例として、私が投資している米国株式ETFであるVTI(バンガード・トータルストック・マーケット)を出します。 

 VTIは経費率(信託報酬と同意)は0.03%、純資産額は約16兆円です。インデックスファンドの雄<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが、信託報酬0.1%、純資産額が1505億円に比べると、米国ETFはコストの低さと資産規模が桁違いです(本当に桁が違うww)。

資産規模が桁違いで流動性が非常に高い

 VTIは純資産額が約16兆円です。これだけ資産規模が大きいと、安定して運用できます。繰上償還(運用を強制的に終了して払い戻される)の可能性はほぼゼロです。

 また、VTIの今日現在の出来高(1日の取引株数)は驚きの300万株です。VTIは1株約150ドルなので、1日で日本円で500億円ほどのお金が動いていることになります。これだけの大金が1日で動くので、流動性は抜群です。

 流動性が高いと、買付けの指示を出したのに約定できなかったことや、狙った金額で約定できなかったということはありません。逆に流動性が低いと、売り抜けたいのに狙った金額で売れなかったりするので、流動性はとても重要です。

NY市場では優秀な金融商品の宝庫

 NY市場は世界中の優秀な金融商品が集まってきます。米国市場はETFの種類もとても豊富で、低コストで純資産額も大きく、流動性も高く、パフォーマンスも高いという素晴らしいETFが選り取り見取りです。 

 東証でもETFは買い付けられますが、まだまだラインナップが少ないので比較対象になりません。

買付けや分配金の受け取りは全て米ドル

 これは人によりメリットにもデメリットにもなり得ます。米国ETFは当然米国の市場で取引されるものなので、買付けに米ドルを準備しなければなりません。また、分配金の受け取りも全て米ドルです

 私は日本円のみ持っているのはリスクだと思っているので、世界の基軸通貨である米ドルで資産形成したいと考えており、メリットです。逆に、米ドルを不要だと思っている人にとっては、為替もかかってくるのでデメリットにしかなり得ないでしょう。

分配金や売却益に米国10%+日本20%の二重課税

 二重課税問題はデメリットでしかないです。これはETF以外でも米国株を持っている人全体にかかわってくる問題です。

 日本株の分配金や配当金の税金は20%で済みますが、米国株だと米国で10%引かれた後、日本で20%(計28%ほど)の税金を引かれます。確定申告で一部取り戻すことはできますが、米国に取られた分全額を取り戻すことが出来る人は相当高収入でない限り居ないでしょう

 二重課税でのロスが許せない人は、分配金を出さないタイプの投資信託に投資した方が良いです。厳密にはファンド内で分配金が出ていますが、税金を引かれずにそのまま基準価額に上乗せしてくれます

まとめ、マハトマが米国ETFで投資する理由

 最後に私が米国ETFで投資する理由を箇条書きにして〆ます。

  • 資産規模が桁違い(うん兆円)で安心してお金を預けられる
  • 経費率(信託報酬)が信じられないほど安く、隠れコストもない
  • 流動性が抜群で好きなタイミングで売買できる
  • NY市場では優良な商品が選り取り見取り
  • 世界の基軸通貨である米ドルメインで資産形成できる
  • 分配金の二重課税はロスだが、定期的にもらえる純粋な分配金が嬉しい

 最後まで読んでいただきありがとうございました。